トップページお知らせ アクセスお問い合わせ
ごとう塾の紹介
教育理念と実績社会につながる支援 幸せな生き方を学ぶ
コ  ー  ス
日中コース夕方コース
社会につながる支援

“学習支援 ごとう塾”における不登校・ひきこもりの状態から 回復し、社会につながるまでの支援を説明します。

不登校に対する支援の在り方

 まず「学校で何を学ぶのか」を確認しましょう。そもそも教育の目的 とは子どもたちが社会に出たときに、自立した一人の人間として、自分の豊かな人生を切り拓いて いくための力を養うことです。そのために学校で学ぶべきことは何でしょうか。教科の勉強 は物事を理解し、自分で考え行動していくためにはもちろん大切なことですが、一人で行うことも 可能です。それ以上に学校で学ぶべきことは集団生活の中で “もがく”ことなのです。

 社会では自分の思い通りにならないことのほうが多い。それでも、日々の生活を楽しく、 ワクワクしながら過ごせるようになるには、「感情のコントロール」 「他人との適切な関わり方」「自己実現の仕方」など多くの考え方,能力を身に付けておく必要が あります。これらを学ぶ機会が詰まっているのが学校生活です。楽しいことや、辛いこと、 ときには理不尽なこともあるでしょう。そんな体験の中で悩み, もがきながら自ら気付き、学んでいかなくてはならないのです

 よって、一部の例外を除いて学校に行くことを前提とした支援が 望ましいです。一部の例外とは、いじめなど人格を否定 されるような扱いを受けていると感じる場合です。このケースでは 安心して通学できる環境が整うまでは 絶対に学校に行ってはいけません

 そうではなく、なんとなく学校に行くのが嫌な場合は、いろんな人の助けを受けてでも、 学校でもがいて解決していくしかありません。くれぐれも家の 中でのんびりと過ごすことは避けてください

 どうしても学校に行くことが苦しいのであれば、学校の代わりにもがくことが出来る場で あればどこでも構わないので、集団に属することをお勧めします。当塾 であれば、社会に出る前に学ぶべきことを授業としてもわかりやすく説明しています

まずは自尊心の回復から

 不登校やひきこもりの状態に陥ってしまう理由は様々ですが、一つだけ共通点があります。それは 自尊心が著しく低下してしまうということ です。ここでいう自尊心(self-esteem)とは「自分はそこに いていい,生きていていい,他者に受け入れてもらえる」と思えることです。この自尊心が 低下していると、自由に発言したり、行動したりすることが難しくなり、他者とのコミュニケーション も苦しいものになります。逆に自尊心が低下していないのであれば、何も問題はないのです。新しい 居場所,やりたいことなど、自由に探してチャレンジしていけば良いのですから。

 そのため、支援施設等に踏み出すどころか、家族や友人とのコミュニケーションすら困難になる ケースが少なくないのですが、長期化すればするほど回復しづらくなって いくので、とにかく自尊心の回復を考えなくてはなりません。

 それには必ず他者が必要です。一人で回復 することができないからです。自分の言動を他者が承認してくれる( なんでも受け入れるのとは違います)、その積み重ねでしか自尊心の回復はできないからです。 よって、支援施設等の集団に属することが必要なのですが、自尊心が低下しているため、自分の 知らない、新しい集団に所属することが難しいケースも多く見られます。この場合の 最初の支援者は家族になります。 規則正しい生活習慣と家族とのコミュニケーションによる家庭での自尊心の回復。ここを 出発点として、徐々に集団へ移行していくことになります。

 ただし、支援者である家族は自分たちだけで抱え込まずに、信頼して相談できる誰かを探して ください。正しい承認の仕方を学ぶ必要があるのと同時に、自分たちの 気持ちの負担も取り除いていかなければ継続的な支援は困難です 支援者も支援を受けられる状態が良い支援環境であるとお考え下さい。

社会につながる支援とは

 家族や友人,支援施設等でコミュニケーションを楽しめるようになると、ようやく本気で先のこと を考えられるようになります。そのときに多くの方が思うことが 「勉強」です。学校で学ぶことができなかった 分を取り戻したい,高校卒業程度の学力は持っていないと先に進めない,などとくすぶって いた思いが出てきます。

 今までの支援経験から断言します。将来的に 大学や専門学校への進学を希望する方はもちろん、就職を希望する方も、 この段階での学習支援,特に高卒認定(高等学校卒業程度認定試験)の合格を目指すことは大変効果的 であり、自信を持って社会に出ていくための大きな助けになります

 自分を支えてくれる集団の中で楽しく過ごせるようになっても、「自分はどこに行っても同様に 振る舞える」と自信を持てるようになるのは想像以上に壁が厚い ようです。言ってみれば、社会における自尊心の回復 が必要なのですが、これも社会の中でもがく以外に方法はありません。しかし、当然第一歩を 踏み出すことが難しいのですから、「今の自分ならやれるかもしれない」という自信を勇気に変えて 進むしかないのです。そして、この自信回復に最適なものが高卒認定の 合格なのです。

 高卒認定は大学入試等の合格者を選抜するための試験とは異なり、 文部科学省の「ちゃんと勉強してきた人はみんな合格させたい」という思いを形にしたテスト です。つまり、誰でも正しいやり方で適切な時間勉強すれば必ず 合格できるものになっています。実際、当塾には小学校の分数やアルファベットの 書き取りから勉強を始めて、半年で合格できた教え子が何人もいます。

 国が「高卒程度の学力を有する」と認めてくれることは、 不登校経験を持つ方たちの学力コンプレックスを大分緩和させてくれます。また、 自分が目標に向かって努力したことが、国(社会)が認めてくれる形(高卒認定合格)につながる ことは想像以上に自信につながります。ここで芽生える 「自分はやれるかもしれない」という自信が社会への大きな一歩になるのです。

 そして、社会や人間関係を知ること,自分の幸せについて考えること も大きな助けになります。人間は知らないから不安に なるのです。知っていれば備えることができます。もちろん、世の中は机上の学問 通りにならないことのほうが多いでしょう。それでも多少なりとも 「知っている」ことが大きな勇気になることは、当塾の特別講義を受けてきた卒塾生たちが証明して くれています

現在、誰もが不登校・ひきこもりの状態に陥る可能性があります
  しかし、キチンと学んで対処すれば予防できるし、必ず回復します
大切なのは個人,家族だけで抱え込まずに、早めに相談すること
当塾は回復しながら、回復後の生活にも役立つ学びを提供しています

ページトップへ戻る